しかし、戯言。

ぐうたら社会人がぐうたら思ったこと

童貞よ、バレンタインに期待するな。

日付変わりまして今日は2月15日、堀ちえみの誕生日ですがいかがお過ごしでしょうか。

昨日はそう、2月14日、世間がなんとなく浮き足立っているように見える一日、「バレンタインデー」でした。女性が好きな男性にチョコを渡す日ですね。今では、好きでもない男性にまで渡さなければいけないという風潮ができつつあり、女性からすれば「面倒なイベントになりつつある」のではないでしょうか。その点は、今回逸れるので置いといて。本来の意味である、好きな人にチョコを渡す、という点に絞って進めます。

で、この時期が近づくと、男は絶対「チョコ欲しい」「もらえるかな」とか言い出すわけです。そもそも、普段であれば恋愛はほぼ男からアプローチを仕掛けないと始まらないものですが、この日に限っては思わぬチャンスが女性から舞い降りてくるかもしれない、という絶好のラッキーデー。そりゃソワソワし出すわけです。ただ、ここでハッキリ気づかないといけない事がある訳です。それは、チョコがもらえるかはあくまでその日に至るまでの1年間の経験値をどれたけ貯められたか、という評価であって、何もしていない男がチョコをもらえる訳が無いのです。

ここで童貞、あるいはモテない男の多くの抱えている問題を考えましょう。彼らは「恋がしたい」「セックスがしたい」と口々に語ります。しかし、自分から恋愛に至るためのアプローチを仕掛けないのです。それは、①若いころに恋愛経験を重ねなかったために、どのように恋愛を始めればいいか分からないから。もしくは、②若いころに重ねた恋愛がことごとく失敗経験だったために、今更恋愛を始めたくない、トラウマになっているから。②はまだいいとして。①は自分から引き腰のくせに、恋愛したいしたいと言うわけです。いや、無理だろ!と。そもそも、ゼロどころかマイナスからスタートしているようなもの(何もしないで恋愛に至るのはプラスからスタートできる優れたルックス・特技などを持った人間)であって、そんなモテない人間が今更「あー誰か俺のこと好きになってくれないかなー」と言ってもいるはずが無いのです。そりゃそうです。

で、大体どうしてそういうことになるか、というと自分の中に勝手に「壁」「コンプレックス」を作り上げて「どうせ自分から動いてもモテない」という地獄の要塞に籠っているからなのです。「俺は顔が悪い」「俺は女性に無視されている」などといったように。その多くは自分の思い過ごしなのですが、見事にがっちりコーティングされたその要塞はなかなか壊しにくい。

そのくせ、彼らの悪いところは女性に高望みする。Cランクの人間が、Aランクの人間と付き合うにはそれなりの努力が必要なのに、何一つ努力していない。そのくせ、Cランクの人間がアプローチをしてきても、「俺はもっといい女と付き合いたい」などと思うわけです。言うならば無理です。負け試合です。東大生に中卒が数学のテストで勝つくらい無理です。

つまり、要は童貞がバレンタインにチョコをもらうことなど無理なのです。よほどの事が起こらない限り、無理なのです。そのくせ、ソワソワするなんてアホらしい話なのです。そんな1日に期待する位なら、それまでの1年間なんとかして恋愛経験値貯めとけよバカ、という。つまり、今更この日に期待するのではなく、それまでの積み上げが大切なんだよ、バカ、ということです。

で、私がこの文章をどのような立場から書いているか、と言いますと。

ごめんなさい、結局これ反省文です。僕自身がその「クソ童貞」思考だと気づいたからです。要は、長々と時間をかけて作り出した「ブーメラン」です。最近まじまじと、自分と恋愛について考え直した結果、一つの結論が導き出されたのです。それがこれです。ああ恥ずかしい。果たして抜け出すことができるのか。


[MV] Perfume「チョコレイト・ディスコ」 - YouTube

名曲。