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しかし、戯言。

ぐうたら社会人がぐうたら思ったこと

とにかくceroを聞いて欲しい。

本当は「ポップの極地、cero」とか、ロッキング・オンよろしくなかっこつけたタイトルを付けようとしていたんですけど、もっと必死にこのバンドを薦めたいと思ったので単刀直入な記事タイトルにしました。とにかくceroを聞いて欲しい。

四つ打ち全盛期、ロックですらも「分かりやすさこそがNo.1」という風潮になりつつ今、「音を楽しむ」と書いて音楽をやっているバンドがどれほどいるか、という話でして。そんな中で、極めて純度の高い音楽を鳴らすバンドがいます。それがcero。とりあえず一曲。

心に染み入る芳醇な音の渦。「景色の見える」音楽とはまさにこれだ。耳にすっと入ってくるメロディ、心をキュッとさせるあの頃の僕らが描かれた歌詞、細部まで手の込んだアレンジ。それでいながら、その高い情報量を複雑に感じさせず、きちんと一曲の明確なポップソングに仕立て上げる彼らの技量たるや。めちゃくちゃハイレベルな音楽じゃないですか。何と言っても、単純に、聞いていて気持ちが良い。

彼らの凄いところは、そうしたハイクオリティな音楽を、様々な世界観で展開できるところだ。どこか切ない平日の午後を描いたと思えば、次は砂漠に乗り上げた世界の音楽だ。よりディープに、アプローチをブラックミュージックへと変えつつも、この一曲で鳴らされる音楽もまさに「ポップ」。オシャレなだけじゃなく、泥臭さもどこか感じさせる彼らの音楽は、リスナーの我々をも新たな世界へと連れて行く。

これまで音源が続いたので、少しライブの動画も見てもらいたい。ライブでも非常に高いクオリティで鳴らされる音に驚くとともに、このバンドへの印象がまた更に変わったのではないだろうか。特に後半の「My Lost City」である。彼らはここで非常に熱気のこもったライブを見せる。

ダンスを止めるな

風営法だなんだ、EXILEがなんだ、オリコンチャートがなんだという世間でシャウトする様は、安易な表現で申し訳ないが、まさに「ロック」だ。オシャレなヘラヘラしたバンドなんでしょ、と侮っていた人々にも、彼らの一筋縄ではいかない魅力が届いただろうか。


そんなcero、いよいよ今月5月27日に3rdアルバム「Obscure ride」をリリースする。アルバムごとに様々な表情を見せてきた彼ら。既にリリースされているシングル2曲、そして公開されたばかりのリード曲「Summer Soul」を聞くに、これまでとは異なる新たなジャンルの音楽に挑みつつも、より開けたポップソングを展開してくれるに違いない。自分に寄り添った音楽や、気持ちの良い音楽を探している皆さんには、間違いなくフィットするだろう。その心地よい―よく聞くと、その世界には彼らなりの皮肉も混ざっているのだけど―世界観に、できるだけ多くの人が触れて欲しい。最高に気持ちが良くて、最高にカッコいい音楽。それがcero

Obscure Ride 【初回限定盤】

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あなたは、本当に音楽を聞いていると言えますか?